ソルベンシー・マージン総額
ソルベンシー・マージン比率、という保険会社の健全性を示す指標がある。
行政上の扱いとしては200%を超えていればその会社は健全、とみなす指標らしい。
ソルベンシー・マージン比率-Wikipedia
ソルベンシー・マージン総額はその比率を出すための数値で、だいたいどこのサイトでもこんな感じで解説されている。
● ソルベンシー・マージン総額 [=下記の合計額]
資本の部合計、価格変動準備金、危険準備金、一般貸倒引当金、その他有価証券の評価差額×90%(※)、
土地の含み損益×85%(※)、負債性資本調達手段等、控除項目、その他
(※)マイナスの場合100%
しかしながら、今現在私の手元にある、とある表では各種項目から控除項目を引いた額がソルベンシー・マージン総額として計算されていて、頭を悩ませていたりする。
……まぁ、項目名からするに引く項目だよなぁ、と言う気はするのだが。
金融庁に転がっていた
ソルベンシー・マージン比率の概要についてというPDFを見ると、控除項目は
他の保険会社、あるいは子会社である銀行・証券専門会社に対する自己資金比率向上のための意図的な資金調達手段の保有と認められる場合は控除。
とあるから、やっぱりどちらかというと引く数値のイメージ。
……もしかすると、手元の表では正の値で記入されているのだけれど、本来負の値で表記されるものなのかもしれない。
そうであれば納得できる。
うん、そんな気がしてきたからそうだと思おうそうしよう。
金融庁にもうひとつ、こんなPFDが転がっているとの情報を頂きました。
破綻会社のソルベンシー・マージン比率とその後の見直しについて
このPDFの一番最後のページに試算結果が残ってるんですけれど、控除項目は全てマイナス表記。
……まぁ、破綻会社のデータなんで損益がらみの項目も全部マイナスになっていますが(苦笑)
ということで、やっぱり控除項目は元々負の値ということのようです。(2007.5.31追記)
ならば控除項目が正の値になってる保険会社を探してみたくなるのが人情というもの。
………やめときゃよかったかも(35分経過)
で、結果はどうだったかね?(´ー`)