(たぶん)一生分の紙を買った話
こちら、知ってる人は一発で「あ、あそこのノートだな」って分かる奴。
カキモリさんの所で作れるノートです。
ですが、このノートはちょっと特別。
なんと中の紙が「コスモエアライト」なのです。
カキモリさんで取り扱いの無い紙のカキモリさんノートが何故存在しているかというと、これは、カキモリさんと代官山蔦屋さんのコラボイベント(って言って良いのか?)限定のノートだからです。あ、限定なのは中紙だけね。
代官山蔦屋さんではいくつか万年筆関連のオリジナル商品を作られてますが、そのうちのひとつ、「インクジャーナル」に使われている紙が「コスモエアライト」という書籍用の用紙。
インクスキーとしては当然このインクジャーナルには日頃お世話になっている訳ですが、この紙が私とても好きで。
で、代官山蔦屋さんでカキモリさんの出張イベントがあった際、イベント限定としてコスモエアライトの中紙が用意されていたのです。
カキモリさんのノートは1セット20枚の紙を4セットまで差し込めます。
迷うこと無く4セットコスモエアライトをぶち込んだのが先ほどのノート。
2014年の話なんでもう4年も前なんですねやだー。
で、大好きな紙なんですが、私字が汚いのともったいない病罹患者なので、作ったまま寝かせてたわけですよ。
コスモエアライトを使ったノートとかが市販されていれば良かったんですが、これがなかなか無いんですよね…。
紙上の計画というノートがコスモエアライトを使用していて、これもそのイベントの時に代官山蔦屋さんが入荷してたので、これはこれで買ったんですが(このノートは表紙もかっこいいのだ)、これ以外見かけた事が無い。
ということで、使いたいけど使えないままだった訳ですが、「紙名手配さんに問い合わせたら?オンラインショップに無い紙でも取り扱ってることがあるよ」と友人から教えてもらいまして。
紙名手配さんは割と有名なお店ですし、私も以前色上質紙の見本が必要になって買わせて頂いたことがあります。
「ノートじゃ無くても紙で買えないかな」と言うのは私ももちろん考えて、その際真っ先に覗きに行ったサイトでもありますが、お取り扱いがなさそうだったのですごすごと引っ込んだ訳です。
ただ、お取り扱いが無い、というのは「小ロット販売の取り扱い」が無いだけで、でかいロットでなら取り扱いがある=買えるかもしれない、という事らしい。
ということで、さっそく問い合わせて見ました。
ありました!ありましたよ取り扱い!
……最低購入単位の枚数には目を剥きましたが。
まぁ、紙って我々は普段A4とかB5とかで取り扱いますが、元々はめっちゃでっかい紙を裁断してそのサイズにしているわけで。
つまり全紙の最低ロット単位を買いたいサイズにするとこのくらいの枚数になるとかそういうことなのでしょう。
で、タイトルに戻ります。
買いました。
私の紙消費量から考えると一生かかっても使い切れるか分からない量のコスモエアライトを。
カキモリさんノートがB6で、頼むならよくある規格のA4かB5じゃないと駄目なのでは的先入観からB5で頼んだのですが、よくよく考えてみれば全紙をカットして規定のサイズにしてくれる(推測)ならB6でも頼めたんじゃ無かろうか……。
と、ともあれ、これで、心置きなく先ほどのノートを使えるようになったので、早速使い始めてます(現金)。
嗚呼、この紙が贅沢に使える幸せよ。
なお、1枚あたりの単価とか計算してはいけない。
一番厚みの薄い紙を買いましたが(私の指調べでたぶん先のノートの紙はこの厚み。なお、インクジャーナルはめっちゃ厚い紙を使ってる)、覚悟していたほど高くは無かったかな、という感じでした。
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