がらくた館跡地

昨年末、香取神宮へお参りに行ったときの事。
門の前に来年厄年の人は何年生まれの人か、という看板がおいてありました。
「あ、来年私前厄じゃん」
神も仏も本気で信じちゃいない癖に、厄年だと分かるととりあえず厄払いをしておこうかな、なんて思ったりする天河さんです。
実家では厄払いと言えば川崎大師。
そして帰りに住吉のくず餅を買って帰るのが定番でした。
ということで自分的慣例にのっとり、川崎大師へ。
「その日仕事」とあっさり旦那に振られた私は友人を一人拉致する事に成功し、11日の10時に品川で待ち合わせることにしました。

で。
前日予定外に仕事が長引き、日付変更後に帰った私は翌日ばっちり遅刻をかましましたorz
日本橋から浅草線経由で京急品川に到着し、友人と合流して乗り込んだ電車が特快三崎口行き。
三崎と言えば三崎漁港。三崎漁港と言えばマグロです。
実家にいた頃は年に２回くらい三崎まで買い出しに行ってまして、京急三崎口駅は車で前を通り過ぎる度、「こんなところまで電車来てるんだ。一度電車でここまで来てみたいなぁ」なんて思ってました。
……って事をふと思い出して「じゃあ、このまま川崎で降りないで三崎でマグロ食うか！」と冗談半分に言ったら「よし、行こうぜ」となりまして。
止めないのかよΣ
さすが、私の友人。
聞けば彼女もいつも京急は横浜までしか使わないから、その先間で行ってみたかったんだそうで。
斯くして、ストッパーのいない２人組は後先考えずに終点三崎口を目指したのであります。
やたら傾く車体やら、やたら多いトンネルやら、いきなり外になにも見えないのに止まるから何事かと思ったら反対側がホームで、「うちら都内の電車に慣れすぎ」と思ったりしつつ電車に揺られること１時間。
途中「YRP　野比」とかいう駅名に二人で？マークをとばし、「なんの略だろう？」と、ついったーでつぶやいたら「横須賀リサーチパークの略だよ」というリプライを方々からいただきました。
この辺ついったーのおもしろいところかも。
京浜急行本線終点、三崎口駅に到着。

ああ、久しぶり。
そして寒い。
10分ほどで来たバスに乗り込み、揺られること約20分。
やはり久しぶりの三崎漁港。
あれ？なんか三崎口駅周辺より暖かくね？ここ。

とりあえず、家族で良く行くお店にご案内。
おいしいマグロに舌鼓をうってまいりました。
友達もお気に召したようで一安心。

私が食べた、海鮮丼（トロカマ・イクラ・ウニ）

マグロの珍味三種。上が角煮、下の左側が胃袋のショウガ醤油煮、右側が酒盗。
……まぁ、お値段もそれなりですけど、折角ここまできたんだし、ね？
舌を満足させた後は、ぶらりとうらり内をウォッチング。
まぁ、もともと私はここでマグロの赤身の一本でも買っていくつもりだったんですが、おっちゃんのテンポのいいセールストークやらきっぷのいいねーちゃんの値下げ攻勢やらにやられていろいろ買い込んでしまいました（爆）
まあ、うちあまり海産物買わないからたまにはいいか。
解凍に失敗さえしなければおいしいのは経験済みだし。
友人も酒のつまみをちょこちょこ買い、１時間ちょっとの滞在で三崎漁港を後にします。
ちょうど、バス停についたらやっぱり5分程度でバスが来るとのこと。そのバス逃すと20分待ちだったのでいいタイミングで引き上げてきたようです。
また20分ほどがたごと揺られ、三崎口に戻るとちょうど５分後くらいに泉岳寺行きの特快が。
なんか、今回やたらタイミングがいいなぁ。やっぱバスと電車できちんと連携とってダイヤくんでんのかしら。
そして今度こそ川崎で大師線に乗り換えて川崎大師へ。
この時間になると雨も「あ、降ってるな」って感じになってきてだいぶ寒くなってきました。
表参道からぐるりと仲店通りに入って川崎大師に到着。

時間は15時10分。
……あ、護摩焚き始まったばかりじゃんorz
16時の祈祷に申し込んで仲店通りの住吉でくず餅もぐもぐ。

やっぱ川崎大師と言えばくず餅だよね。
5分くらい前に本堂に入ったらなんか、お坊さんがお話をしてました。
なんだ、こんなことしてるならもうちょい早くくればよかった。
20分くらい祈祷した後、流れ作業的にご本尊様にお参りして本殿を後に。
ありがたみもへったくれもねーなー、これ……。
追い立てられるように本殿を出た後は、お護摩受取所前でお護摩を受け取って終了。
さて、どこに飾ろうかしら。これ。
実家と違って神棚ないんだよな……
というわけで漸く本来の目的を果たして、ぷち旅行はおしまいとなりました。
寒いし荷物重いしで帰りはちょっと辛かったけど楽しい１日でした。
たまにはこんな行き当たりばったりな過ごし方も良いものです。